本丸からの富士山を望む!国指定史跡「諏訪原城跡」を訪ねる
国指定史跡「諏訪原城跡」とは?
諏訪原城は1573年に武田勝頼の臣、馬場美濃守の縄張りで築かれた大きな山城の跡で、昭和50年に国の史跡に指定されました。
場所は静岡県島田市の「金谷駅(大井川鉄道、JR東海道本線)」の南西にあります。管理人は車でしたが金谷駅から歩くともできるようです。金谷駅から歩くと20分ほどかかるようです。
~ 見学開始 ~
諏訪原城跡ビジターセンター
諏訪原城跡には入館無料のビジターセンターがあってその目の前が駐車場になっています。管理人はこの駐車場に16時10分ごろ着きましたが、ビジターセンターは16時で閉館になるので入ることはできませんでした。
石碑を発見
順路の看板に従って進むと左手に石碑のようなものが3つ並んでいます。あまりにも風化していて何が彫ってあるのかはわかりません。
右手には、諏訪原城跡の説明が書かれたまだ新しい看板があります。
大きな分岐点
さらに進むと分岐点にたどり着きます。順路は左回り(時計回り)のようです。看板の影を見るとほぼ真横に伸びてます。日没が近いので見学を急ぎます。
西の丸郭
順路に従って進むと史跡を整備している工事現場が見えてきました。ここは西の丸郭という場所です。春からの観光シーズンに向けていろいろな整備を行っているのでしょう。大変ご苦労様です。
大きな外堀
外堀です。城跡に必ずあるものといえば敵の侵入を防ぐために作られる大きな堀です。この諏訪原城跡にもたくさんの堀がありました。ちなみに、水がある堀を水堀、水がないものを空堀(からぼり)といいますが、この画像の堀は空堀になります。
内堀
ここにも堀があります。内堀です。やや浅めですがあるとないとでは大きな違いがあるのでしょう。
二の丸からの眺め
この日、二の丸からは遠くに富士山を眺めることができました。
二の丸と本丸を分けている林です。林の手前が二の丸、向こう側が本丸です。よく見ると小さな月がぽっかりと空に浮かんでます。
本丸に到着
本丸は何もない空き地のような感じですが、一部に石を積んだ土手のようなものが残っています。この石積がいつの時代い作られてあものかは不明ですが、苔の付着具合をみると、それなりに古いものであることは間違いないでしょう。
本丸からの眺望
本丸付近から見える島田市です。真ん中あたりに見える川は東海道屈指の難所といわれる一級河川の「大井川」です。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と詠われたことで有名です。
最大の難所
本丸の見学を終えてさらに進むと順路が急斜面になりました。ここが諏訪原城跡の最大の難所ですが、慌てずにゆっくり進めば危険はありません。
大手口
難所を抜けると道路の近くに「大手口」と呼ばれる場所にたどり着きます。ここは道路にほど近いので、おそらく、ここにお城の出入り口のようなものがあったのでしょう。
大手口付近から眺める富士山と島田市もなかなかです。
神社を発見
さらに進むと、遠くに神社と鳥居が見えてきました。説明によると諏訪原城を築いた武田氏は城内に諏訪明神を祭ったようです。
神社に来ると島田ロータリークラブが立てた諏訪原城跡の看板がありました。この看板には詳しい城跡図が書いてあるので参考になります。
この後、林を抜けて駐車場に戻って見学は終了です。
備考・その他
<データ>
見学所要時間:約30分
見学料金:無料
駐車場:無料 ※最大20台ほど
トイレ:有り(駐車場隣り)
ビジターセンター開館時間:10~16時 ※月曜定休
<使用機材など>
カメラ:富士フィルム X-T1
レンズ:XF18-55mmF2.8 R LM OIS
画像処理:RawTherapee 5.8
<公式ウェブサイト>
<地図>
END