『東京写真』

オリジナルの写真を公開しているブログです。

2008年思い出の写真『築地市場の働き者』

築地市場の働き者』

2008年12月のある日、僕は写真を撮るためにひっそり静まり返った午後の築地市場を訪れた。

季節は晩秋。天気は快晴。程よく寒い。空気は澄んでいる。

市場の警備員に挨拶をして入場すると、間もなくして通路に止めてある一台の小型バイクが目に留まった。

築地市場にバイクがあるのは珍しくはないが、いつでも通路に置いてあるものではない。

「今日のファーストショットはあのバイクにしよう・・・」

さっそく標準ズームを付けたカメラ(キヤノン EOS 5D)をバッグから取り出し電源を入れて左手に持った

ほどよく背景が入るようにバイクから少し離れた場所にしゃがみ込むと、ファインダー覗きながら2回ほどシャッターボタンを押した。

撮影後にバイクを良く見ると、それは本田技研工業スーパーカブだということがわかった。

なるほど・・・築地市場には働き者のこのバイクが良く似合うんだな・・・つくづくそう感じた。

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END

フルサイズ一眼レフカメラのメリットとデメリットを考える

フルサイズ機とは?

カメラの専門用語の「フルサイズ機」というのを知ってますか?

カメラ好きの方ならたいてい知ってると思いますが、そうじゃなければ多分知らない方も多いと思いますので超が付くくらい簡単に説明すると、フルサイズ機というのは、「35ミリフィルムの一コマと同じくらいの大きさのイメージセンサーを搭載したカメラ」のことをいいます。

これは、カメラのタイプがミラーレスでもコンパクトでも一眼でも二眼でも三眼でも関係ありません。イメージセンサーのサイズが35ミリフィルムの一コマと同等であれば、みんなフルサイズ機になります。

ちなみにですが、自分は過去にAPS-C機の他、キヤノンのESO 5DやニコンD700といったフルサイズ機も所有していた経験がありますので、フルサイズのセンサーが出力する画質と、それ以外(APS-C以下センサー)のカメラが出力する画質の違いについては、多少の知識がある方だと思います。

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キヤノンのフルサイズ機 EOS 5D(初代)

フルサイズ機のメリット

① 画質が良い・・・まず一番最初に良いと感じるのは画質です。APS-C機のセンサーもかなり性能が高くなっているので、パッと見るとフルサイズ機の画質とあまり変わらないように見えますが、撮影した画像を比較してみると、フルサイズ機の画像は影の部分までノイズが少なく滑らかなのに対して、APS-C機は陰の部分のノイズが目立ったりします。

② ボケが大きい・・・イメージセンサーが大きくなるとレンズも大きくなり被写界深度が浅くなるので、ボケが出やすくよりふんわりとした立体的なイメージの写真を撮影することができます。

③ 暗いところに強い・・・次に良いと感じるは、暗いところに強いということです。フルサイズ機とAPS-C機を並べて同じ条件(同じシャッター速度、同じ感度、同じ絞り値)で撮影するとわかりますが、画像を比較すると確実にフルサイズ機の方がノイズが少なく画質がきれいです。

わかりやすく例えると、APS-C機では手持ち撮影をあきらめなければならないような薄暗い状況でも、フルサイズ機はISO感度を数段上げることで撮影できてしまうということです。

④ 一目置かれる・・・カメラの種類にもよりますが「いいカメラ使ってるぁ!」と羨ましがられ、「きっとこの人は写真を本格的にやっているに違いない・・・」という目で見られます。

⑤ 仕事で使える・・・アート系は別ですが、通常の仕事で使うなら事実上フルサイズ機以外の選択肢はなく、撮影の現場ではクライアントが「今日のカメラマンさんはどんな機材を使ってるのかな?」と何気なくチェックしています。

フルサイズ機を使ったからといって写真が上手くなるわけではありませんが、撮影機材を高額なものにすることは、クライアントを納得させることにもなるので意外と重要です。

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フルサイズ機+単焦点レンズ(50mm,F1.4開放で撮影)のサンプル。背景が良くボケるのでモデルの全身が入るようなポートレートで使えますね。

フルサイズ機のデメリット

① 大きくて重い・・・イメージセンサーが大きいのでどうしてもボディーは大きくなり、また、望遠レンズを取り付けてもボディーが歪まないようにしなければならないので骨格に金属が使われるので重くなりがちです。

② レンズも大きくて重い・・・イメージサークルを大きくしなければならないので自然にレンズも大きく重くなります。

③ 機材が高額・・・レンズやストロボ、三脚など・・・、フルサイズ機に合わせて機材を揃えようとすると自然に高額になります。中でも特にレンズは高額で、1本10万円オーバーは当たり前です。しかも、高額レンズには次から次へと手に入れたくなる魔力があるので注意が必要ですね。

④ ピントにシビア・・・フルサイズ機はボケが大きいのがメリットですが、逆に考えればそれだけピントがシビアになるということになります。例えば、APS-C機で絞り「F4.0」の被写界深度で撮影できた画像が、フルサイズ機になると「F5.6」や「F8.0」にしなければならなくなるということです。

⑤ 使う時に気合が必要・・・大きくて重いのでいざ使おうとした時に、「よし!使うぞ!」と気合を入れなければならない場合があります。また、人がたくさんいる中で黒くごついフルサイズ機を構えるのは意外と勇気が必要です。

まとめ

カメラや写真を趣味にしている方なら高画質に憧れて「一度はフルサイズ機を使ってみたい」と考えるのが自然です。もちろん自分もそうでした。

ただ、新品でフルサイズ機とその機材を揃えるとなると、けっこうな高額になってしまい、万が一使わなくなってしまった時のダメージが大きいので、まずは、ヤフオクなどを利用して中古品を購入すると良いと思います。

END 

2008年の師走に撮った想い出の一枚『願い』

『願い』

いよいよ今年も残すところあと3日となりましたが、みなさんは新年を迎える準備はもう済みましたでしょうか?

さて、今回の写真は2008年12月に築地市場で撮影した正月飾り(商売繁盛の熊手)の写真です。

市場内に店舗を持つ卸業者さんが商売繁盛を願って飾っていたものですが、なかなかゴージャスで見ているだけで縁起が良くなりそうな気がします。

ちなみに昼近くの築地市場は、朝とは違って人影もなくかなりひっそりとしています。しかも、建物全体が古く光の届かない場所が多く薄暗いので、夏でも何となく背筋が寒くなるような独特の雰囲気を味わうことができますよ。

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撮影:2008年12月7日
カメラ:キヤノン EOS 5D
ISO感度:640
露光時間:1/60
露出(絞り値):F5
露出補正:-1.0
撮影モード:絞り優先(Aモード)
焦点距離:70㎜
フラッシュ:なし

(おわり) 

2010年に撮った想い出の一枚『謎の木箱』

『謎の木箱』

今回は、とある古い洋館を見学した時の写真。

1Fと2Fの部屋や展示物の見学が終わり、最後に半地下の倉庫のような部屋に入ったところ、その片隅に古くて頑丈そうなの木製の箱が置いてあった。

「とても立派な箱だけど、中にはいったい何が入っているのだろう・・・?」

と、少々気にはなったが、すぐに「開ける必要はない」ということに気が付いた。

なぜなら、この木箱があまりにも無造作に置かれているからだ。

これほど無造作に置かれているということは、この木箱が開けることができないか、または、空っぽであることはまず間違いないだろう。

f:id:nature-image:20171227114253j:plain撮影:2010年1月31日 カメラ:Nikon D700(28㎜,1/20,f5.6,ISO800,-1.0EV)

(終)